一度はスイスの大自然を体験してみたい。
こう思ったことのある方も多いはず。
この記事ではこれからスイスを訪問しようと考えている方へ向け、私が実際にスイスを訪問したときのプランを記載していきます。
目次
プラン
プランの紹介をしていきます。
私が訪問したのは6月初旬~中旬にかけて約9日間です。
途中フランスでのプランも含まれています。
初日
成田空港からハマド国際空港経由でジュネーヴへ。初日はジュネーヴ観光からスタートしました。
この日はレマン湖にある噴水へ。ジュネーヴの大噴水は湖上にそびえる象徴的な存在です。高さ140メートルの水柱は市内でも際立っていて、毎秒200キロの水が力強く舞い上がる様相は周囲の美しい風景とマッチしています。
その後、モントルーへ移動して初日は終了です。
2日目
モントルーと言えばここ!と思う方も多いですよね。そう、シオン城に行ってきました。石造りの塔と壁が荘厳にそびえ、迫力のある姿を見せています。城壁には防御のための狭間や狭い窓があって、堅牢な印象も。湖に浮かぶ城は雰囲気があります。朝一に行ったので人は少なくてたくさん写真撮れました。
その後、アヌシーへ移動しました。アヌシーはフランスの中でもスイスに近いところに位置する街なので雰囲気はスイスにもよく似ています。
運河の中州にあるアヌシーのシンボル的建物が「パレ・ド・リル」。元々宮殿として建てられ、その後は裁判所や牢獄などで使用されていたそうです。日中はたくさんの観光客で賑わっていましたが、夜散歩してみると人影はほとんどなく雰囲気は少し怖かったです。
3日目
3日目は朝一でアヌシー→シャモニへ移動しました。この日の目的はヨーロッパ1の山モンブランを見ること。
Aiguille du Midi(=エギュー・ディ・ミディ)展望台は標高3842mにあり、ここからモンブラン山頂を眺めることができます。麓の街「シャモニ」から標高3842mの世界まではロープウェイを使って行くことができます。
シャモニでロープウェイのチケットを購入できますが、整理券を渡され実際乗るまでに時間がかかることがあります。私は11時頃にチケットを購入しましたが、乗るまでに2時間かかりました。
時間に余裕がない方は事前にネットで購入しておきましょう。
ロープウェイは途中、ブランドレギュイユという標高2700メートル地点で乗り換えます。
ここで空気の薄さに徐々に体を慣らしていくために少し休むことがオススメです。景色もきれいなので絶好の撮影タイムです。
標高2700m地点からエギューディミディまでのロープウェイは一本の支柱もありません。すごい技術ですよね。
さて、エギューディミディに到着しました。標高3842メートルの世界は気温は氷点下でしたが、陽の光があると体感的にはそこまで寒く感じなかったです。ダウンジャケットを着ていきましたが、無くても良かったかなぁという印象。
それよりも体にこたえたのは空気の薄さです。途中駅で一旦体を慣らしてから展望台へ行ったので最初は特に何も感じませんでした。しかし、30分くらい経つと少し違和感が。1時間くらい経過すると頭がボーッとする感覚がありました。滞在時間は1時間前後を目安にすると良いと思います。
夕方にシャモニからツェルマットへ移動。ついにスイスの象徴的とも言えるマッターホルンとご対面です。
4日目
この日のメインは逆さマッターホルンを見ること。ゴルナーグラート鉄道に乗ってゴルナーグラート展望台駅の1つ手前「ローテンボーデン駅」へ向かいます。ここは、逆さマッターを見れることで有名なリッフェル湖が目と鼻の先にある駅です。
ところが、6月上旬はまだ雪が残っていて湖が雪で覆われていました。6月下旬〜7月上旬にならないと見れないようですので注意ください。
それでもマッターホルンをこの距離で見れるのは感動です。
そしてゴルナーグラート展望台へ。ちなみに目的地までの切符を買っておけば途中下車してもOKです。ここではゴルナー氷河やフィンデルン氷河、そしてマッターホルンを始めとする4000メートル級の山々を眺めることができます。パラグライダーをやっている方も多数いたので是非挑戦してみてください。
その後、少しゴルナーグラート鉄道で下ったリフェラルプ(Riffelalp)からハイキング開始です。ここは標高2200mにある山岳リゾート地で、この辺りまで降りてくると雪は積もっていません。
マッターホルンを眺めながらツェルマットの街まで約2時間強のハイキングを楽しめます。
街まで戻ったもののやはりどうしても湖に映るマッターホルンが見たい!ということで再度別の湖に行ってみます。ズンネッガにあるライゼーではこの時期でも湖は姿を現しています。そして少し波紋は立っていますが逆さマッターを見ることもできました!
もちろん帰りはハイキングをしながらツェルマットまで戻ります。道中、アルプスの少女ハイジで出てきそうな木造建築の家や草原の雰囲気が最高です。もちろんマッターホルンもこのようにしっかり見えています。
5日目
5日目はツェルマットに別れを告げ、世界遺産の湖、エッシネン湖に向かいます。
カンダーシュテーク駅(kandersteg)から15分ほど歩いたところにロープウェイ乗り場があります。道中は四方を山々に囲まれ、お花畑を両サイドに見ながら進みます。とにかく美しい景色が広がっています。
そしてロープウェイで登った駅には有料の滑り台があります。子供から大人まで楽しめるスリルのあるアトラクションになっていました。
ここから徒歩25分のところにエッシネン湖があります。標高3000メートルを超える山々に囲まれたこの湖は美しい色をしています。カヌー体験をしたり釣りを楽しむ人もいました。レストランもあるので湖を眺めながらの食事を取ることもできます。
この日はインターラーケンまで移動し宿泊します。
6日目
ユングフラウユッホ(Jungfrau)へ向かいます。
ユングラウユッホは、スイスのアルプス山脈に位置する山の名前でベルナーオーバーラント地域にあり、標高は4,158メートル(13,642フィート)です。
スイスアルプスの中でも特に有名な観光地で、山頂には展望台があり、周囲の美しい景色を楽しむことができます。また、ユングフラウ鉄道と呼ばれる山岳鉄道が運行されているので山頂へのアクセスが容易なのも人気な要因です。
ユングラウユッホ周辺には、氷河や雄大な山岳風景が広がり、ハイキングや登山、ウィンタースポーツなどのアウトドアアクティビティが楽しめます。また、ユングフラウ地域は、エッゲルベルクやメンリッヒェンなどの他の有名な山々とも近く、アルプスの美しい景観を満喫することができます。
頂上ではコーヒーの販売があります。ロケーション、天気なども相まって、人生で飲んだコーヒーでもナンバーワンの美味しさでした。
帰りはアイガーグレッチャー駅で下車し、目的地はクライネシャイディック駅とするハイキングを楽しめます。1時間くらいあれば十分に満喫しながら到着します。基本的に下りなので体力に自信の無い方も安心です。
一度、麓のグリンデルワルトへ戻り、次はグリンデルワルトのフィルスト(First)へ行きます少し行ったところにあるフィルスト(First)からの景色です。標高2,168メートル(7,113フィート)に位置しており、周囲の山々や氷河、美しい自然景観を一望できます。特に、エイガー山やユングフラウ山などの有名な山々の眺望が素晴らしいです。また、ハイキングやトレッキング、マウンテンバイク、パラグライダーなど、さまざまなアウトドアアクティビティが楽しめるルートや施設があるほか、First FlyerやFirst Cliff Walkなどのアトラクションも人気です。
今回はロープウェイからアトラクションを楽しむ人たちを眺めただけでしたが、
次回訪問したときはここを徹底的に探索しようと思ってます
7日目
この日はブリエンツ鉄道に乗車します。湖畔からブリエンツ・ロートホルンの山頂までの標高差1700mを蒸気機関車で約1時間かけて駆け上がります。これは車窓からの景色です。
こちらが山頂からの景色です。
そして、ピラトゥスクルムへ。登山鉄道に乗るためアルプナッハシュタートへ向かいます。途中の車窓からの景色です。
アルプナッハシュタートからの登山鉄道は世界最急勾配の歯車式鉄道(最大傾斜48%)が山頂へ結びます。出発地点は森林を抜けていますが森林限界をこえると険しい岩の間を登っていきます。
ピラトゥスクルムの特徴的な竜です。竜が岩を空から落としてつくられたという物語などがあるようで竜とは結び付きが深い場所なんですね。
展望台からはちょっと変わった形の湖が見えます。
8日目
ピラトゥスクルムで見る朝焼けから1日は始まります。雲海の上から太陽が姿を現しました。
この日はスイスの首都、ベルンを観光します。ベルンの旧市街は、中世時代の雰囲気を今に伝える場所として世界遺産に指定されています。そこまで大きくない街なので半日あれば十分楽しめますが、観光スポットは沢山あるので1日満喫することも可能です。
9日目
最終日はハイキングをします。クリンゲンシュトック~フロナルプシュトックの稜線を楽しみます。シュトゥースの街からそれぞれの場所にロープウェイが出ているので、どちらをスタートにしても大丈夫です。フロナルプシュトック側に湖が見えます。始めは湖の一部しか見えていなかったのにゴールに近づくにつれ段々大きくなっていく感じが達成感を味わえますよ。
夕方、チューリッヒ空港から日本へ戻ります。帰りはワルシャワ航空を使用しました。
まとめ
現在スイス旅行の思い出をまとめたkindle本を出版しています。kindle unlimited会員の方は無料で読めますので読んでみてください。
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