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一度は訪れてみたいスイスの山々。その美しい山々に山岳鉄道やロープウェイを使っていけるのも大きな魅力の一つです。
しかし物価が高いスイスでは移動にもかなり費用がかかってきます。そこで活用したいのが鉄道パス。鉄道パスには「トラベルパス」と「ハーフフェアカード」の二種類あり、旅行のスタイルや行先などによってどちらを利用したら良いか変わってきます。
本記事ではそれぞれの特徴やどちらを選ぶべきかについて説明します。
特徴
まずはそれぞれのパスの特徴を見ていきましょう。
トラベルパス
トラベルパスは、スイス国内の主な鉄道、バス、湖船が無料で利用できる便利なパスです。また、主な山岳鉄道やゴンドラリフトは50%オフで利用できます。
さらに、スイス全国の美術館や博物館を無料で利用することも!
スイストラベルパスには次の二種類のタイプがありますが、割引対象はどちらも同じです。
タイプ
①連続タイプ → 連続する3日間、4日間、6日間、8日間、15日間で利用日数に応じて選択するタイプ
②フレックスタイプ → 連続しない3日間、4日間、6日間、8日間、15日間で利用可能なタイプ
使用方法
スイスには改札がありません。通常のチケットの場合は事前にチケットを購入し、車掌が車内にてチケット提示を要求してきたら見せる形です。
トラベルパスを保持している場合、無料区間であれば事前に何か購入する必要はありません。車掌にはトラベルパス(とパスポート)を提示するだけで大丈夫です。
ハーフフェアカード
スイス国内のほぼすべての電車、バス、湖船、山岳鉄道、ロープウェイの料金が半額になるカードです。
旅行者用カードの場合、有効期間は1か月となっています。
使用方法
乗車前にチケットを購入しておく必要があります。券売機でも購入できますが、SBB国鉄アプリからならスマホで購入することもできるのでおススメです。
車内では要求されたら購入したチケット(アプリで購入した場合はスマホの画面)、ハーフフェアカード、(パスポート)を提示します。
購入せずに乗ると罰金を課せられることもあるので、時間に余裕をもって購入するようにしましょう。
使用できない区間
どちらのカードもほぼ全ての区間で割引が効きますが、サンモリッツではロープウェイやケーブルカーが割引対象外になる鉄道もあるのでご注意ください。
比較
スイストラベルパスとハーフフェアカードを比較します。
全て2等シートの大人価格です。(24.03時点)
トラベルパスの場合、25歳未満はユース料金で3割引きになります。
項目 | スイストラベルパス (連続タイプ) | スイストラベルパス (フレックスタイプ) | ハーフフェアカード |
---|---|---|---|
期間 | 1か月内の 3日/4日/6日/8日/15日 | 1か月内の 3日/4日/6日/8日/15日 | 1か月 |
値段 | 3日 244CHF 4日 295CHF 6日 379CHF 8日 419CHF 15日 459CHF | 3日 279CHF 4日 339CHF 6日 405CHF 8日 439CHF 15日 479CHF | 120CHF |
実際の費用差
実際にスイスを訪問する前に旅行プランに合わせて料金シミュレーションを行いました。
区間 | 割引前運賃 | トラベルパス | ハーフフェアカード |
---|---|---|---|
ジュネーヴ空港→大噴水 | 2 | 0 | 1 |
大噴水→モントルー | 15.5 | 0 | 7.75 |
モントルー→ジュネーヴ空港 | 15 | 0 | 7.5 |
マルティ二→ツェルマット | 28 | 0 | 14 |
ツェルマット→ゴルナーグラート展望台 | 102 | 51(半額) | 51 |
ツェルマット→カンデルシュテーク | 44 | 0 | 22 |
カンデルシュテーク→オッシネン湖 | 30 | 15(半額) | 15 |
カンデルシュテーク→グリンデルワルト | 18.6 | 0 | 9.3 |
グリンデルワルト→ユングラウユッホ | 224 | 168(25%引) | 112 |
グリンデルワルト→ブリエンツ | 9.7 | 0 | 4.85 |
ブリエンツ→ロートホルン(往復) | 84 | 42(半額) | 42 |
ブリエンツ→クリエンス | 13.5 | 0 | 6.75 |
クリエンス→ピラトゥスクルム(往復) | 41 | 20.5(半額) | 20.5 |
クリエンス→ルツェルン | 3.1 | 0 | 1.55 |
ルツェルン→シュトゥース | 19.5 | 0 | 9.75 |
シュトゥース→ルツェルン | 19.5 | 0 | 9.75 |
ルツェルン→ベルン | 15 | 0 | 7.5 |
ベルン→チューリッヒ | 25.5 | 0 | 12.75 |
ハーフフェアカード購入代金 | - | - | 120 |
トラベルパス連続タイプ4日間 | - | 295 | - |
トータル金額 | - | 591.5 | 474.95 |
結論、上記の旅行プランではハーフフェアカードがお得になりました。
山岳鉄道やロープウェイを利用する場合、トラベルパスとハーフフェアカードは同料金になる場所が多いです。ですのでハイキングを楽しむことが目的の方はハーフフェアカードの方が良いでしょう。一方、スイスの街並みや博物館、美術館などを楽しみたい方、鉄道の旅を楽しみたい方はトラベルパスの方がお得になる可能性が高いです。
見分け方
・登山鉄道やロープウェイを利用するケースが多い→ハーフフェアカード
・街並みを楽しんだり、長距離移動が多い→トラベルパス
まとめ
旅行のスタイルによってトラベルパスとハーフフェアカードのどちらを選択すべきかは変わってきます。自分の旅行スタイルに合った鉄道パスを選択してお得な旅行にしましょう。
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